イーチウェイベットはリスクが減らせる賭け方

ブックメーカー

イーチウェイベットとは、一つのレースで同じ馬に対して「勝利(Win)」と「入賞(Place)」の二つのベットを同時に行う方法です。

通常の単勝ベットとは異なり、馬が1着にならなくても、指定された順位内に入れば配当が得られるため、リスクを抑えながらリターンを狙える戦略的なベット方法として人気があります。

このベットの仕組みは、特にイギリスやアイルランドの競馬で一般的に用いられています。

あるレースで10頭以上の馬が出走する場合、イーチウェイベットを選択すると、「勝利」のオッズと「入賞」のオッズが設定されます。

もし、ベットした馬が1着になった場合は、両方のベットで払い戻しを受けることができます。一方、2着や3着など指定された範囲内に入れば、「入賞」分の配当のみが支払われる仕組みとなっています。

イーチウェイベットの最大の魅力は、通常の単勝ベットと比べてリスクを軽減できる点にあります。

単勝ベットでは、馬が1着にならなければ配当を得ることができませんが、イーチウェイベットの場合は、上位に入るだけで一定の配当を受け取ることが可能です。

この仕組みにより、単勝ベットよりも負けるリスクを抑えながら、利益を得るチャンスを広げることができます。

例えば、あるレースで10倍のオッズがついている馬にイーチウェイベットをした場合、「勝利」に対して10倍のオッズ、「入賞」に対してはオッズが4分の1(2.5倍)に設定されることが一般的です。

もしこの馬が1着になれば、両方のオッズが適用されて大きなリターンを得ることができます。一方で、2着や3着に入った場合でも、「入賞」のオッズに基づいた配当を受け取れるため、完全に負けるリスクを減らすことができます。

ブックメーカー

イーチウェイベットを利用する際の注意点として、通常の単勝ベットに比べて賭け金が2倍必要になることが挙げられます。なぜなら、1つのベットで「勝利」と「入賞」の2つに分けてベットするため、それぞれのベットに対して資金を用意しなければならないからです。

例えば、1,000円を単勝ベットする場合、1,000円のみを賭けることになりますが、イーチウェイベットの場合は「勝利」と「入賞」の両方に500円ずつベットするため、合計で1,000円が必要になります。

これにより、ベットの頻度を増やしたい場合や、資金管理を重視するプレイヤーにとっては、慎重にベット額を調整する必要があります。

また、イーチウェイベットの配当は、単勝オッズと比べるとやや控えめになることが多いです。特に、人気馬に対するイーチウェイベットでは、「入賞」のオッズが非常に低くなるため、リターンが限定されるケースもあります。

単勝オッズが2倍の馬にイーチウェイベットをしても、「入賞」の配当が1.2倍程度に抑えられることがあり、このような状況ではあまり利益を見込めない可能性があります。